骨粗鬆症について
日本のみならず、世界的にこの分野で活躍している産業医科大学整形外科学教室の同門である院長は一早く骨粗鬆症の診断治療を開始しました。
平成5年から橈骨遠位端で測定開始し、平成19年からは腰椎、大腿骨、全身での測定も可能な「ホロジック社エクスプローラー」を導入し、より精密な測定と共に、臨床応用に役立てています。
これからますます進む高齢化社会にとって重要な骨粗鬆症を最善の医療が提供できる様に努力しています。
早期診断、早期治療
骨粗しょう症は、骨折の最大危険因子であることは良く知られています。また、骨粗しょう症によって引き起こされる骨折、なかでも大腿骨近位部骨折は、単に移動能力や、生活機能を低下させるだけでなく、死亡率を上昇させる、生命予後と直結した骨折であることも多くの研究から明らかにされています。また、椎体骨折の数が増加することにより、背中が丸くなった状態が、死亡リスクの上昇に関連しているともいわれています。
年齢、性別、体重、身長、喫煙、アルコール、ステロイド薬の使用、ダイエット、また、両親の大腿骨近位部骨折暦など、骨粗鬆症の危険因子は、たくさんあります。
早期診断、早期治療が、とても大切な病気であることがいえます。当院では、この高齢化社会のなかで、この分野にとても力をいれています。